Takao山に登ってみた

天気の良かった日曜日。都会の汚い空気がいやになり、綺麗な空気を吸いたくて西東京の方面へと向かう。調布、府中と行くにつれ空の色がどんどん澄んでいき、本当に東京の空気って汚いんだなぁ。と思う。

そのまま京王線に揺られ、行ったことの無かった高尾山口駅へと向かう

1号路

高尾山口駅で降りると、比較的ライトな登山装備か、家族連れなんかが見受けられる。

1号路は舗装されており、せっかくなのでロープウェイを使わずに登り始めてみる。道が舗装されているので、これは楽だなぁと思っていたのも束の間。急に勾配が厳しくなり始める。幾つか観光地の山(金刀比羅宮、山寺)を登ってみたけれど、これはその中で一番キツかった。

下手な階段よりも、ひたすら坂道と言う方が厳しいような気さえする。30度くらいあるのではないか。(登ってる人間の感覚値としては45度くらいありそうな気分にさえなるが)

山頂付近のユル勢と人混み

リフト、ロープウェイの頂上駅付近になると一気に勾配がなくなる。ユルすぎか!と言う感じ。

頑張って1号路を登りきった人間と、ロープウェイやリフトで来た人間の比率は1:10くらいありそうな気がする。1合路を降りてくる人間は割と見掛けたが、一緒に登る側の人間は明らかに少ない。なるほど、そういうことか。

展望台につくと、沢山の人々でごった返してはいるが、これがコロナ禍でなかったとするともっと沢山の人が居たのだろうなと思うとゾッとする。3密は回避出来る程度には、人との間2〜3mはゆうゆうに確保できる。

(そういや 三密の道 ってのがあるらしいですね。全然余談だけど)

戻らず、「進む」城山 方面へ

なかなかの人混みに(心理的にも)嫌気がさしてしまったので、元来た道を帰らず先へと進む事とする。

稲荷山コース、6号路と言う道もあったみたいだが、そちらはそちらで中々険しそうだったので。下り方が割りかし気を使う。

城山に向かう方面は、舗装こそされていないものの、ウッドデッキの階段状になっており、歩きやすい。小鳥のさえずりなんかも聞こえていて、ハイキングには持って来い。

行き交う人々とは、半々くらいではあるが、挨拶を交わす

下りは日陰沢林道へ

城山の山頂を目指す頃にはなかなか体力が尽きてきていて(山登りになれていない)、あとちょっとの距離を頑張らず、横道へと逸れる。

横道は道こそあるが、殆ど人が通らないのか草が生い茂っており、それをかき分けて進む。

少し進むとぱっと舗装された道路へと出て、それが日陰沢林道(もしくは日陰林道)と呼ばれるそうだ。

車道なので基本的にアスファルトで舗装されており、歩くのはかなり楽である。

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景色も大変良い。高尾山は八王子市だし、見えるのは東京方面のような気がしてしまうが、恐らく見えているのは横浜方面。一番高い建物は恐らく横浜ランドマークタワーである。

暫く歩くと杉林を抜け、小さな小川の支流に到達する。水は澄んでいて飲めそうだったので少し飲んでみた。途中、コップが置かれている場所もあり、実際他にも飲んでいる人は居るようだ。

日陰沢林道はそれなり距離があるようで、4kmくらい。帰りは楽だが、登るにはそれなりの勾配もありキツイ気がする。途中2組程の人とすれ違ったが、なかなか辛そうな顔をしていた。マイナーな経路なのかその距離でたった二組である。穴場感があって良い。

途中、日影沢キャンプ場と言う場所もあった。コロナ禍で営業はしていなかったが。雰囲気的には穴場スポットっぽくて良さそう。更に下ると旧甲州街道へと出て、そこからは更に一時間、住宅地の合間を抜けて高尾駅へと着く。

帰り、滅多な事では止まらない山手線が全線停止すると言ったアクシデントにも見舞われたが、なんとか帰宅することが出来た。帰るまでが遠足である。