Githubで「Mermaid」なる記法で図が書けるようになったらしい
たまに技術者らしいことを…。
まぁ、IT技術者の、先端情報をおっかけてるような方々は恐らく、そうではなくてもそういった人をTwitter等でフォローしていれば目に入った人もいたかとは思いますが、タイトルの通り、Githubで「Mermaid」なる記法で、図を書けるようになったらしいです。
Mermaid記法の面白さ
Mermaid記法で「面白いな」と思ったのが、ヒューマン・フレンドリーと言うか、人間にとって親しみやすい記法になっているところです。例えば上記の例で
graph TD; A-->B; A-->C; B-->D; C-->D;
となっていますが、果たしてこれを全くみないで「さぁ設計してくれ」と言ったらどういう設計になりますでしょうか?意外とこういう設計に陥りがちなんでは、と思っています(悪いことではないんですが)。
- type: TD - A - B - D - C - D
はい。YAMLです。勿論これはこれで悪くはないんですが、YAMLと言う前提を知らなければ直感的に理解しやすいかどうか…?と言うのはあるかも知れません(ツリー構造とか)。そこを独自フォーマットにしたのはなかなかおもしろいところです。
これならばエンジニアじゃない人に「こういう書き方で書いてくれ」と言ってもそこまで嫌がられはしない気がします。矢印はまんま「-->」ですしね。かなり人間に親しみやすいフォーマットになっているんじゃないかなと思っています。
テキスト情報として管理できる利点
昨今、インフラにおいては Ansible / Terraform なんてのが登場し、テキストベースで管理出来るようになりました。これが出来るとバージョン管理が出来ますし、またレビューやDiffの参照もしやすく、色々メリットがありました。
そして今度は Mermaid の登場によって図においても、同様のメリットを享受する事が出来ます。
かれこれ長い事図においてはどうしようもなく、画像ファイルやExcel…なんて時代が続きましたが、Mermaid の登場によりこれらは一掃出来そうです。
それらがついに過去の遺産となる日が来たか…!?という感じで、新たな時代の到来を感じたグッドニュースでした。